きらめきの里・園だより 2021年12月号より
2021.12.01

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title 202112

★★★ 今月のエピソード ★★★

 11月16日(木)すいかクラスの『きらめきママの子育てサポート講座』の4回目を行いました。
 6名のお母さんに参加頂き、1~3回目の復習と“図星を言うが大切な理由を理解して信じて実践できれば子育てが楽に!“と題して、図星を言う事の意味と効用の再確認。
 そして『2つ先のアナウンス』『褒める・OKの声掛け』『声かけは否定文でなく肯定文で』についてエピソードを交えてお話しました。
 その中でママ達からお伺いした”好い事作り“で上手くいったエピソードをお伝えします。

≪すいかクラスのママの上手くいったお話≫

単独の日はバスの写真提示をして伝えている。弟と交代でゲームをする時、終わりが難しくて泣くので「時計の針が下に来たら終わりだよ」と繰り返し言い続けてきたら、最近は「そろそろ終わり」がわかるようになって泣かずに終われるようになった。
(←我が子に分り易いアナウンスを継続したことで、見通しが持てて、自己説得が出来るようになりました!)

車に乗って出かけるのが好きで、車に乗りたいのだけれど行く先がスーパーだと怒る様になった。
「今日は車に乗って買い物に行くよ」とアナウンスして買い物袋を見せてから行く様にしたら怒らなくなった。
(←アナウンスで想定内になれば安心OK!)

出かける時は写真を使っている。買い物の時はいつも使っている買い物袋を見せている。
(←グッズで分り易く視覚提示!)images (1)

「~終わったらこれ(見せて)着るよ」と言うと着ることもある。お風呂は「いいよ~」の声掛けが入る合図になっている。

朝は「楡に出発!」と声掛けするのを続けている。「支度するからここで待っててね」と言うと泣くけど少し待っていられるようになってきた。
(←アナウンスを継続することって大事!)

最近ストップウォッチを使うようにしている。前もって言っておいて時間を決めて鳴らすと有効になった。終わりのアナウンスをした時は応じるけど、アナウンスしていないと「言ってないしょ~」と言って応じない。「~したら~だよ」と言う声かけは聞いていない様でちゃんと聞いていて「OK」と言って出来る。耳に届いている。
(←聞く耳出来て、自己説得出来る様になった!)

テーブルに液体をこぼした時、両手でそれを広げて遊んでいるので「こうやって拭いて~」と拭いて見せて布巾を渡したら拭いてくれる様になった。ウインナーのフリッターを刺した爪楊枝をポイポイ放るので「ここに入れて」と近くにゴミ箱を持って行き入れられる様にしたら、自分で爪楊枝をゴミ箱に入れてくれるようになった。
(←分り易い真似し易い見本の提示がグッド!)

おもちゃを散らかした後「おかたづけ~」と歌って、傍に箱を持って行くと、TV見ながら入れてくれる。気が向いた時に食後に食器を下げてくれる。その時はオーバーにいっぱい褒めている。
(←褒めることが出来るように仕向けるのが『好い事作り』)images (1)

通園バスのバス停が変更になり遠くなって、特に眠いと歩きたくない!って、おんぶ~抱っこして~になる。「あそこの信号までおんぶしてあげるから、その先は歩いてね、特別だよ」と言うと、聞いてくれるようになった。
(←今まで十分に受け止めてきたので、アナウンスと「特別だよ」の提案の効果が大!!)

カウントダウンの効果が絶大。1、2、3!で立ち上がる。雨の日に窓を開けて(入ってくる雨に当たって)「イエ~ィ」と言うのがブームに。どうしようかなと考えて止めずにカウントを使ってみると、カウント10になる前に窓を閉めるようになった。
(←心理療法の“好い事作り”の効果をいっぱい実感していますね! 成果=ママの達成感=我が子の成長・・・です!)

★すいかクラスのママ達の『好い事作り療法』の実践!上手くいったエピソードいかがでしたか?
 ママ達は、あの手この手で素敵に頑張っていますね。
 親も「ヤッタね!」と達成感を味わいながら楽しく子育てしましょう!

田野 準子