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新年度が始まってから、半年が経ちました。きらめきの里の子ども達は、親子で一緒に様々な経験を重ねて、遊ぶことの楽しさを知り、自分の思いを受け止めてもらえる安心な環境の中でゆっくり、確実に成長しています。
自分の大切な人に『わかって欲しいのに、わかってもらえない』経験が続くと、不満や悲しみ、諦め、時には怒りなど、負の感情がうまれます。(子どもだけでなく、大人の私たちも同じですね)
子どもの心に『わかってもらえている感』を作る『好い事作り療法』の関わり方を、お母さんやお父さんが実践することが、お子さんの安心と満足と心の安定を作り、子育ての苦労を減らし、確実にお子さんの発達・成長を促します!療育を必要とするお子さんにとっては、親子通園の土台があることで単独通園がより意味のあるものになります。
親子通園は大変ですが、時には息抜きしたり、自分自身の安心も作れるよう上手く周りを頼りながら、親力アップを目指して子育てを楽しんでいきましょう!
★★★今月のエピソード★★★
★あの手この手で、乗せ上手なママ!
紙遊びの日に、棚の隙間に画用紙で作ったボタンを貼り、大好きなエレベーターに見立てて遊ぶことを楽しんだAくん。給食の時間になっても、エレベーターごっこをしに棚の隙間に何度も向かっていきます。そこでママは、エレベーターに見立てていた棚の隙間にお部屋のごみ箱を置いて「エレベーターは今お掃除中だから、またあとで遊ぼうね」と声を掛けました。すると、Aくんは納得して席に戻り給食を食べ始めました。しばらく食べ進めた後、“そろそろいいかな?”とまたエレベーターごっこの棚に入ろうとするAくん。ママは少し考え「そうだ!」と棚に貼っていたボタンをAくんのティッシュ箱に貼り替え、「エレベーターのボタン押しながら食べてもいいよ~」と給食トレイの横に置きました。するとAくんはティッシュ箱のボタンを押しながら満足そうに給食を食べることが出来ました!Aくんの気持ちを受け止め、否定することなく、次から次へと機転を利かせてAくんが納得・満足できるような提案をするママ、素晴らしいです!!
★園外療育での、先のアナウンスと好きな物の活用
動物園への園外療育の日、いちごクラスの担任は、“まだ遊びたい!おしまいしたくない!”と帰り際に泣いたり怒ったりする子どもたちの姿を予測し、お楽しみのゼリーと「①12:20西門にあつまります ②集合写真 ③ゼリーを食べます ④バスに乗ります」と、数字・文字と写真を使ったスケジュール表を作り、行きのバスで事前アナウンスをした上で、親子で確認できるようにスケジュール表を配っておきました。すると、見通しを持ってスムーズに集まり、最後にゼリーを食べ(苦手で食べない子もいましたが)、穏やかにバスに乗り帰ることが出来ました!
おしまいを嫌がったであろうお子さんにとっては、“本当は、おしまいは嫌だけど、美味しいゼリーがあるから、まぁいいか~”と納得・妥協してママや職員の提案に応じることが出来たということです。この経験の積み重ねは、自己説得・我慢の力にも繋がっていきます。お子さんの姿を予測し、様々な好い事作りの工夫をする担任と、それを上手く活用するママ達に拍手です!!
黒田 奈保