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★ 今月の「好い事作り」エピソード ★
今年度がスタートしてもうすぐ半年、子どもたちは日々それぞれのペースで成長の姿を見せてくれています。きらめきの里のママ・パパ達は、我が子のために、がんばって親子通園している!ということがまず100%素晴らしいです!ママやパパが自分の子育てに役立つ資源として職員も施設・環境も制度も利用して、時々リフレッシュしながら、お子さんと一緒に楽しく過ごし、親力アップしていけるよう願っています!
★褒める・認める声掛けが大事
好い事作り療法の基本は「①図星を言って分かってもらえた感・聞く耳を作る ②やってみたいと思えるような好ましい方法を提案する ③褒める・認める」です。この「褒める」は、“出来た”“出来ない”と評価するのではなく、子どもの心に“認めてもらえた感”を作るためのものです。出来た時に褒めるのはもちろん、出来なかったときもその過程の行動や頑張りを具体的に褒めることが大切です。大げさにジェスチャーと共に「やったー!」「出来たね!!」と褒められた方が実感できる子、さりげなく「いいね!」「素敵だね」と声掛けされる方がいい子など、お子さんによって、発達段階によっても様々です。また、初めて出来たことはいっぱい褒めてお子さんの達成感や意欲を育み、日課として定着して毎日やっていることに対しては「OK!」と声をかけるだけでも十分に満足や信頼感に繋がります。「~してくれてありがとう!ママ(パパ)嬉しい!!」「それ、面白いね!」という声掛けも、お子さんが自分の行動や思いを認めてもらえた・喜んでもらえた
という満足や達成感を作るのに有効です。我が子に合わせて、褒める・認める声掛けの様々なバリエーションを試してみてくださいね♪

★お友達の手伝いに乗せられて、出来ちゃった!
ある単独日の午後、「脱いだ服を着てからホールに遊びに行こう」と提案されても応じずにいるAくん。担任はその場にいたBくんに「Aくんが服を着るの手伝ってくれる?」とお願いし、BくんはAくんに服を着せる手伝いを始めました。あれこれ時間を掛けながらも、BくんはAくんに服を着せることが出来ました。Aくんはまんざらでもない表情です。ホールに出ると、ニヤニヤしながら再び服を脱ぐAくん。担任は、またBくんに服を着せて欲しいというAくんの思いを汲み取り、Bくんにお手伝いを頼み、お部屋に戻って「服を着たらホールでみんなでよーいドンしよう!」と提案しました。するとAくんはBくんの手伝いを受け入れスムーズに服を着ることが出来ました!Aくんにとってはもちろん、Bくんにとっても、お友達の手伝いをして「ありがとう」と認めてもらう嬉しい経験でした♪更に、ホールに出てよーいドンをしていると、担任の誘いかけでCくん、Dくんも輪に入り小集団の遊びに発展し、みんなで楽しむことが出来ていました!8月の宿泊体験を乗り越え、より仲間意識が高まっている年長児さんの素敵な姿と、その姿を引き出している担任に拍手❤
★代弁上手になっている素敵なパパ
Eくんへの言葉がけがぐんと増えているパパ。子育てサポート講座にて「最近言葉がけ意識してますか?」とパパに聞いたところ「意識してます!」と笑顔で答えてくださいました。Eくんの行動一つひとつに対してパパが代弁したり、周囲の状況を実況中継することを継続することで、更に自分の思いを分かってもらえている安心感は確かなものとなり、Eくんの理解の力も言葉の発達もぐんぐん伸びていくこと間違いなしです!
いつも愛情いっぱい、頑張るパパ、素敵です✨
黒田 奈保