2015.12.24

理事長挨拶

    楡の会は障害を持ちながら地域で生活する方々を支援する施設ですが、設立以来守り続けてきた二つの原則があります。ひとつは障害の種類や程度、 年齢を問わずに受け入れること。もうひとつは地域と協働しながら在宅支援に徹することです。これを可能にするために、一方で福祉と医療を一体化させた複合的な療育・医療の場を確保し、他方で利用者の方々の多様なニーズに応える各種のサービスの充実、拡大を図ってきました。
    しかし福祉施策のめまぐるしい変遷もあって、いまだに十分な体制が整ったとはいえません。今後も日々の努力を重ね、障害をもつ方々の強力なソーシャル・セーフティネットであり続けることが、楡の会の社会的役割であると自負しています。

理事長  三宅 誼

楡の会のご案内

目的

お子さんの発達や発育に関する、さまざまな心配事への対応をはじめ、障がい児療育にとって大切な早期診断・早期療育に努力しながら、年齢や障がいの種類・程度にかかわらず、終身一貫したかかわりをしていきます。
どんなに障がいが重くても、地域の中で家族や仲間とあたりまえに暮らせるよう、専門的な療育の場として障がい児・者の在宅生活を支えていきます。
医療と福祉の両面から、お子さんのこころとからだを育てるよう努力します。障がい児・者をはじめ、その家族の方々が社会の一員として生活ができるよう、支援していきます。


基本理念
1.発達支援

子どもの心と身体をまずは受容し、その上で心身の成長と発達を支え促し、目指すはあらゆる子どもの自己実現可能な人生を保障しようとすることです。
今の世の中に生きにくさを抱いているお子さんには特に力を注ぎます。

2.家族支援
家庭で家族と共に過ごす子どもの支援には家族支援が、施設で過ごす子どもの場合は施設職員への援助が、保育園、幼稚園、学校で過ごす間の子ども支援には保育士、教諭への援助も必須ですので、子どもを取り巻く大人への応援もいたします。

3.障がい児・者支援
障がいの早期診断と早期療育に努めます。どんな障がいにも、どんなに障がいが重くても、ニーズに応じる努力をいたします。
知的障がい、身体障がい、発達障がい、精神障がいのお子さんたちの悩みと困難と心配に応じます。知的障がい、身体障がい、発達障がいの場合は成人の方々の生活も支えます。

4.高品質サービス
福祉と医療の両方の領域からサービスを提供します。そのサービスは医学、心理学、保育学、教育学、福祉学などの科学に基づいた独自の内容を持っています。

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