きらめきの里・園だより 2022年7月号
2022.07.01

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*・*・*・*今月のエピソード*・*・*・*

① 褒められて、意欲も自信もグングン!

4月の頃は、ママと分離の時間は不安で泣いていたAちゃん。ドキドキがいっぱいでした。ママと一緒に色々な活動を楽しみ経験する中で「ママと一緒に頑張る!ママと一緒に遊ぶのって楽しい!れもんクラス楽しい!」という思いを積み重ねてきました。

今では、安心できる先生がいれば「ママは必ずAの所に戻ってきてくれる。だから、今ここにママがいなくても大丈夫!ママが戻るまで遊んでよ~」とママと分離の時間も、楽しく遊んで過ごせる様になりました。

最近は、『褒められるのが嬉しい!』という気持ちも育ってきて積極的にお当番や手遊びにも取り組み、みんなにいっぱい褒めてもらい、たっぷりと満足感・達成感を味わって、自信をつけてきています。いっぱい笑って、真似っこして、お友達への関心も高まり、言葉の理解も順調!愛想笑いだってしちゃうAちゃん。言葉が育つ心の土台作りは準備OKです!

これから、ママに言葉のお手本をいっぱい示してもらい「自分の思いを伝えたい!」という意欲が、更に高まってくるはず!Aちゃんがこの先、どんな姿を見せてくれるのか、楽しみです。

漆館 いずみ

 

② 上手く誘って、一緒に遊んで、満足作って! 遊びを楽しめる子に!

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感触遊びの活動中。Bちゃんがスライムの入っているトレーを机にひっくり返した時、Bちゃんのパパは「机の上で混ぜたかったね。いいよ」と声を掛けて、机の上で一緒にスライムを混ぜて遊びました。

ひっくり返したBちゃんの行動を「あ~こぼれた!」と怒るのではなく肯定的に捉えて、遊びに繋げたパパのおかげで、Bちゃんはダイナミックな感触遊びをすることが出来ました。

Bちゃんは、シーツブランコも最初はドキドキ、苦手でしたが、回を重ねるごとに慣れてきて、最近では安心してシーツの上に寝転んで、最後の「ドッシーン!」を楽しむ事が出来る様になりました。

活動に上手に誘ってくれて、ちょっとでもできた事を褒めてくれるママやパパのおかげで、Bちゃんは苦手だった遊びも出来る様になり、ゼリーも完食出来る様になりました!!
活動中は、担任も「~やってみよう!」「~楽しいね」「~出来たね」などの声掛けを継続しています。これからも『楽しい!』をいっぱい作り、子ども達の“ヤル気”を引き出せるように頑張ります!

立石 真帆


★「~できて嬉しい!」という感情は、子どもの中に、もともとあるものではなく、子どもが出来た事や行動を「できたね!すごいね!上手!」と、認めて褒めてくれるママ・パパの存在があるから育つものです。出来た事や行動を大人に肯定的に意味づけしてもらい、子どもの心に満足感と共に育まれる感情なのです。

認められ褒められた記憶は、次に何かできた時や頑張った時に「~頑張ったよ!また褒めて!」と眼差しでママやパパに求める行動を作ります。それに応じて褒めてもらえて…。この繰り返しの経験が「~できて嬉しい。次も頑張ろう!」という喜びを確かなものにして、子どもの意欲=成長の源になっていくのです。

子どものサインを受け止めて、褒めて「嬉しい」をいっぱい作ってあげて育てましょう!

田野 準子