きらめきの里・園だより 2023年2月号
2023.02.01

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卒園式まで残すところあと7週間とちょっと…となりました。
“好い事作りの関わり方”で、日々子育てを頑張ってきたママ達は、図星を言う効果とお子さんの成長を実感している時期でしょう。
①先ずは図星を言って受容hahako_girlし、
②「~したら(もっと)いいよ」と手本の提示・提案をし、
③それに子どもを乗せて認め、褒めて、安心満足を作り、更に親が子の“好ましい行動を作る”セッティングを積み重ねていく。
これが、親は子育てが楽になり、子どもは『聞く耳』が育つ、幸せ作りの方法です。
これからの子育ての長い道のりを、親子共に心穏やかに生きていくために、今、ここきらめきの里で過ごす間に、この“療育法=子育ての方法”の良さを実感して頂けるように願っています。
大人が子どもの気持を代弁し、子どもが自分で好ましい行動が出来るように丁寧に分かり易い手本を示し教え諭していく。そうやって手塩にかけて育てた子達は、人を信じ、自分を認めて生きて行ける!そう育ってくれることを願い…“好い事作り療法”を理解すること、実践することをお勧めします。
田野 準子

★★★今月のエピソード★★★

★ママは大好き!だけど…

お友だちとのやり取りが上手くいかない時や、やりたいことが出来ない時に「優しくだね」「やりたかったね、今日はできないんだ~」とママが声掛けると「止められちゃった」と思い怒っていたAちゃん。
最近、近くの職員に助けを求めることが増えてきました。担任がAちゃんの思いを受け止めてから、ママの思いを分かり易く伝えると納得して、ママと仲良くr2-300x175遊べるようになります。以前は、自分の気持ちの切り替えが出来る迄、その場を離れられなかったけれど、沢山の大人に自分の思いを受け止めてもらってきた事で、困った時に担任に頼れるようになって、自己説得が出来るようになってきました!担任に助けを求められるようになったからこそできる、ママとの仲直り作戦ですね💛

 

★好きな先生の言う事なら…を上手く使ったママ

雨の日に頭が濡れてしまうから、Bちゃんにはジャンバーのフードを被って欲しいと願っているママ。
ママがBちゃんにフードを被って欲しい事を伝えるけれど、嫌がってかぶりません。そこでママは「○○先生が“被って”って、言ってたよ!」と、Bちゃんの大好きな先生の名前を出すとすんなり被ることができました。
子ども達は成長と共に大好きな人やキャラクタ-など、色々な『好き』が出来てきます。Bちゃんのママは、その『好き』を色々な場面で利用してBちゃんの「できちゃった」をたくさん作っています💛

 

★「できちゃった!」をたくさん作りましょう

お子さんが一番大好きで安心できるのは、もちろんお母さんです!でOIPも、お子さんには「イヤ!」と言ってみたい時期があったり「いつも言われている事だけど、やりたくない!」とやらなかったり…一緒に過ごす時間が長いママだからこそ、大変なことがたくさんあるはず…。そんな時は、お子さんが好きな人やキャラクターの力を借りてみる事をお勧めします!「○○先生に聞いてみよう!」「○○も言ってたよ~(キャラクターを擬人化)」等々。
「大好きな○○が言うなら、やってみよう!」と、お子さんの気持ちの切り替えが出来るかも!色々な人と“関わり方の技”の力を借り使いながらお子さんの「できちゃった」をたくさん作りましょう💛
栗山 潮音