きらめきの里・園だより 2024年9月号
2024.09.04

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今月の「好い事作り」エピソード
親子の幸せを作る「好い事作り療法」。それを特別に強く意識しなくても、自然体でお子さんに「好い事作り」の声掛けをしている素敵なママ・パパが、きらめきの里にはいっぱいいらっしゃいます。
当たり前の様で当たり前ではない、否定・命令・制止しないで、お子さんの安心を作り、好ましい行動を促すことが出来たら“親力アップ!”。それは親として人として成長していることの証です。

 

手を洗うシーン…「好い事作り」の関わり方で安心を作り、乗せて“できちゃった”を作る~
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Aくんママ:「手を洗うよ~」と優しい声でAくんに声を掛け、一緒に手を洗うママを発見。“一緒”に子どもの気持を想像しながらアナウンスをしていました。

(⇒次に何をするのか、この先何が起こるのかを言葉で伝える=アナウンスは、子どもの心に「想定内」を作り、安心を作り、聞く耳を作ります。そして“一緒にする”事は、とても分り易いお手本の示し方です💛)
Bちゃんママ:「ゴシゴシ シュッシュ、ゴシゴシ シュッシュ」と、ママはBちゃんに声を掛けています。ママは音遊びでBちゃんの気持ちを乗せて、Bちゃんは楽しいうちに手を洗っちゃいました。picture2
(⇒苦手なことや得意でないことも、歌やリズムや掛け声や擬音を上手く利用すると、子どもの気持を「乗せる・向ける」ことができる場合があります。療育の中でもいっぱい使っています💛)

 

滑り台のシーン…励まし見守り「大丈夫だよ」の声掛けで素敵な安心作り~
Cちゃんママ:Cちゃんが階段の手すりに手を掛けた所で立ち止まりました。少しドキドキしているのかな?そして、Cちゃんはママの方をちらっと見ました。「ママがいるから 大丈夫だよ!」と声を掛けたママ。picture3ママのその声かけでCちゃんは階段を上るチャレンジが出来ちゃいました!
(⇒親子の信頼関係が出来ると、お子さん達は「ママ」と言う安全安心な基地から飛び出して色々なチャレンジをし始めます。子どもはママに(ちゃんと自分の事を見ていてね!)と求めています。上手くいったら認めて褒めて、失敗した時は慰めたり、励ましたり、応援してもらえることが、次のチャレンジへの意欲に繋がり成長する糧になります。上記のCちゃんのママの言葉は「ちゃんと見てくれている!ママが見守ってくれているから何かあっても安心!チャレンジしても大丈夫!」とお子さんの心に響いたのです💛)

 

朝の会の名前呼びのシーン…代弁って「気持ちはわかってるよ」と認め伝える素敵な安心作り~
Dくんパパ: それまでニコニコ遠くのお友達の方を眺めていたDくん。自分の順番になるとパパに抱っこを求めました。「名前呼びの時に、見られるとドキドキするね」と、パパはDくんの気持を代弁してから抱っこをして、Dくんは名前呼びに応じました。
(⇒今、お子さんが何を感じ何を思ってその行動をするのか推察してお子さんの代わりに思いを言葉にして、picture4お子さんの分かってもらってる安心を作ると(ドキドキするけどがんばろう!)という意欲を作り、それを土台にお子さんは不安や葛藤を乗り越えて成長して行くのです💛)
大山 麻里子