スキルアップしたお母さんの例を紹介します
2015.12.24

勢いに乗せる


 

2週間ほど前の朝の光景です。ばななクラスのA君、B君は、園バスが到着しバスから降りると、いつものように電動カーに乗って、全部のバスが到着して駐車場に行ってしまうまで、待っているところでした。ところが、バスが全部行ってしまっても二人とも園の中に入ろうとしません。二人のお母さんは、この時点まで十分に待っていましたので、もう限界です。そこで、二人のお母さんは、大きな声で声を揃えてカウントダウンを始めました!いつにない大きな声だったので、A君もB君もそのお母さんたちの勢いに乗せられて、「ワーツ」と走って玄関に入って行きました、お母さん達の勝ち~!!(大きなかけ声や大きな動き・リズム・歌など有効!)

先取りする


 

これも2週間前の帰りの光景。ぶどうクラスのC君。私がお母さんと話しながら駐車場に向かっていると、お母さんは歩きながら突然C君の体を傾けては起こし・・・を繰り返し、ダイナミックな?遊びを始めました。??C君は大喜び笑いながら、そのまま車に乗り込みました。「今日は、帰るのを嫌がり、車に乗る時に怒り出しそうだな~と思ったので、そうならないようにね」と小声で私に教えてくれたC君のお母さん。子育て上手!!子どもの気持ちや様子を先に感じ取り、読み取って、お母さんも子も困った事態にならないようにC君の好きなことに気持ちを向けてしまったのです!!これもお母さんの勝ち~!!ブラボー 先手必勝!

やっぱり図星を言い当てる


 

「この1年間、人生40年の中で、私は一番頭を使いました。私自身、すごく頭が良くなったと思います」・・・今は、幼稚園に行っているDちゃんのお母さんが笑顔で語った、忘れられない言葉です。Dちゃんは入園時から半年間は、思いと違うことがあるたびに激しく怒ってずっと泣いていた、ばななクラスの女の子でした。お母さんは、その度に、必死でDちゃんの思いを言い当てるべく、その前後の事、又はその日の朝のことから思い起こし考えては、色々な事を試し続けました。半年経って、お母さんの図星を言い当てる確率は格段にアップして、Dちゃんはわかってもらえることが増えたので、泣くことが減り、退園の頃には言葉も増えて、母子ともに笑顔で過ごせるようになっていました。