印刷用PDFはこちら

*・*・*・*今月のエピソード*・*・*・*
★あの手この手で提案!ママの成功エピソード!
自宅から持ってきたお気に入りのフィギュアを常に手に持っていたいAくん。今までママが「10数えたらお片付けしよう」や、「お部屋で持つのはOK、ホールに出るときは置いて行こう」など提案しても、Aくんは納得できないままフィギュアを手放して泣き怒っていました。そこでママはAくんにぴったりサイズの肩掛けバッグを用意し「ここに入れて持ち歩こうね」と提案しました。すると、Aくんはその提案に応じて自分でバッグにフィギュアを入れ、活動に参加できるようになりました!Aくんの思いを尊重し“これなら出来るかも!”という代替方法を考え提案した結果…大成功!ママ!ナイスアイディアです✨
また、ママはこれまで“Aには言っても分からないだろう”と思っていたのですが、職員からの「分かる、伝わると思って声掛けしましょう」というアドバイスを実践して、先のアナウンスや図星の代弁などの声掛けを積極的にするようにしたところ“Aはこんなに理解できているんだ!”と分かり驚いたそうです。分かり易い肯定的な表現で言葉がけを継続することは、理解の力や言葉の発達を促すだけでなく、“自分は尊重されている”という気持ちや信頼を育みます。子育て力が確実にアップしているママと共に、今後更に“聞く耳”を持ち、好ましい提案に乗り、認められる、という成功体験を重ねて成長していくであろうAくんの姿が楽しみです❤
★通園3年目、Bちゃんママの素敵なお話
子育てサポート講座で「上の子達はすんなり成長していったから、そんな経験なかったけれど、“理解する”って当たり前のようで当たり前じゃないんだ!ってBが生まれてから教えられた。」と話して下さったBちゃんママ。「制作が苦手で、最初の頃はブルーシートを敷いただけでギャーってなるから、私も“今日は制作か~…”みたいな感じだったけど、経験させなきゃわからないしと思って頑張ってきた。今ではちょっと嫌がるけど、ギャーとはならない。成長を感じてすごい!と思う。」とも。いつもBちゃんのペースに合わせてお手本となって遊ぶ姿を見せ、手を添えてBちゃんが受け入れやすいようなサポートをして“出来ちゃった!”の経験を作り、認めて褒めて、好い事作りの関りを積み重ねています。今年度から単独通園が始まると、不安や緊張から給食を食べなくなったBちゃんでしたが、ママは「いつか食べるようになると思う」と信じていました。2ヵ月経ち、安心して単独通園に通えるようになってきたBちゃんは、給食を食べるようにもなっています。
経験を重ねて見通しが持てたことや担任が安心作りをしてきたことだけでなく、Bちゃんと一緒に不安になることなく“大丈夫!きっと慣れていける!”とBちゃんを信じて送り出してきたママの存在があってこその姿です。まさに、「子どもの安心は、親の安心から作られる」です❤素敵なママに拍手👏
★憧れの気持ちから、やってみよう!…ステップアップしたCくんの一コマ
昼の自由遊びの時間に、担任がすいかクラスのお友達数人を誘ってかけっこをしている場面。それぞれのペースながらも、「よーいドン!」の声掛けでゴールまで走るというルールを共有し一緒に楽しんでいます。それを見ていたいちごクラスのCくんは、みんなの後を追って自らゴールまで走っていきました!お母さんや職員と一緒に見たり遊ぶ経験を積み重ね、次にお友達の遊びに注目し興味を持つという段階を経て、そして自ら“ボクもやってみよう”とチャレンジするようになったCくんの成長に感動!!みんなのお手本や憧れの存在として楽しい遊びを見せてくれるすいかのお兄さん方も、その姿を引き出す担任も含め、とても素敵でした✨
黒田