きらめきの里・園だより 2026年7月号
2026.07.03

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*・*・*・*今月のエピソード*・*・*・*
★分かりやすいアナウンスで、ママの成功エピソード
Aちゃんのママは、家の冷蔵庫にヨーグルトの写真カードを貼って、Aちゃんが自分でカードを使って“食べたい” と伝えられるよう取り組みを始めました。するとAちゃんは、何度もカードをママに渡して食べたがり、おしまいを伝えても“もっと食べたい!”と怒るようになり困っていたそうです。職員に相談したママはアドバイスを実践し、ヨーグルトを食べるのは2個までと決めて写真カードを2枚用意し、1個食べる毎にカードをなくして「カードがなくなったらヨーグルトはおしまいだよ」と声を掛けることにしました。言葉がけと共に視覚的にも分かりやすく伝えられて見通しを持てるようになったAちゃんは、その日から怒らずに納得してヨーグルトを食べ終われるようになったそうです!Aちゃんが自分の思いを伝えたり、見通しを持ちやすいよう、沢山の工夫をしているママと、理解の力がぐんぐん育っているAちゃんに拍手!!
★「やっても無害に」ママのナイスアイデア!
家で、床にある玩具を踏んで引きずりながら歩くようになったBくん。床に傷がついてしまうことが気になり考えたママは、底にモップの付いたお掃除スリッパを用意して、Bくんが玩具を踏んでひきずろうとしたら「こっちならいいよ~」とお掃除スリッパを履かせるようにしているそうです。「玩具を踏んじゃダメ!」と禁止するのではなく、これならやってもOK!という無害な(好ましい)方法を提案するママ、とても素敵です❤「お掃除してくれてありがとう~!ママ嬉しい~!」と、お手伝いに仕立てて、たくさん褒めることまで出来ちゃうナイスアイディアですね!
★「分かり易く、やり易い方法」で成功体験を作る工夫♪
トイレでの排尿が定着してきたCくん。ズボンとパンツを全て脱いで排尿しようとするCくんが、次のステップとして膝まで下ろして排尿出来るよう、ママはお家でCくんの脛に目印のシールをつけて「ここまでズボンとパンツを下ろしてね」と指し示しながら分かり易く伝えるようにしているそうです。また、布パンツの裾を左右色違いにして「右足は青の方に入れるよ」と色で伝えることで、自分で前後を揃えてはくことが出来るよう工夫をしています。“出来ちゃった”の成功体験を作るために、Cくんにとって分かり易くやり易い方法を考え提示しているママの日々の頑張りが、Cくんの成長に繋がっています!
★分かってもらえた!付き合ってもらえた!自分で決めた!~あの手この手で満足作り
自由遊びのお片付けの歌が始まると、Dくんはお気に入りのままごとの野菜を持って“片付けたくない!”と走って逃げていきます。そこで担任は「まだ持っていたいんだね。帰るまで持っていていいよ~」と図星を代弁した上で、その思いに付き合うことにしました。降園時間になっても、おままごとの野菜を手放したくないDくん。担任が新聞紙を丸めて作った野菜を2種類提示し「どっちがいい?」と声を掛けると、Dくんは新聞紙の野菜を一つ選び、おままごとの野菜と交換して帰ることが出来ました!担任がDくんの思いを受容し『わかってもらえた感』と満足を作ったことで、Dくんの『聞く耳』が作られ、更に選択肢を提示したことで『自分で決めた』という満足も作られて、「本当はおままごとを持っていたいけど、分かってもらえたから、新聞の野菜でもまぁいいか」とDくんは担任の提案に応じることが出来たのです。この経験の積み重ねが、自己説得の力を育むことにつながっていきます。Dくんも担任もあっぱれです!
黒田 奈保