子どもの困った行動の解決を目指した関わり方をお教えします ~“好い事作り心理療法”~
楡の会発達研究センター
こどもクリニック院長 石川 丹
(現・名誉院長)
楡の会は障がい児者の方々の発達援助をしていますが、発達援助方法は心理学、教育学、医学などの科学の進歩に伴って変わり、新しい援助方法が日々研究開発されています。
発達研究センターはそうした発達研究をするとともに、世界中で研究されたり実践されたりしている発達援助方法に関する情報を収集研究する場であります。
私たち自身の研究成果も札幌のみならず北海道の内外に発信したいと思っています。その上で、多くの方々と御一緒に障がい児者支援を推進したいと望んでいます。
楡の会に通う方々の発達をうまく援助できた場合、つまり発達の心配が少なくなった方がいたら、どうしてうまく行ったのかを分析考察し、その発達メカニズムを明らかにして、他の利用者さん、その次に見える方々にも生かせるように工夫して行きたいと思っています。
以下に随時論文を掲載します。
(21)楡の会発達研究センター報告、その21(08年11月)
交通事故の後に自動車恐怖症になった1歳児に対する親子精神療法~発達カウンセリングと“好い事作り”療法~
(20)楡の会発達研究センター報告、その20(08年11月)
字義通りと過剰般化の精神発達
(19)楡の会発達研究センター報告、その19(08年10月)
楡方式構造化・子どもにわかりやすい療育の取り組み ~楡の会発達支援センターの実践~
(18)楡の会発達研究センター報告、その18(08年5月)
音韻の発達~宇宙語・『その子語』から日本語へ~
(17)楡の会発達研究センター報告、その17(08年1月)
反抗期の子どもの心の理解と対応
(16)楡の会発達研究センター報告、その16(08年1月)
真似は学びの源
(15)楡の会発達研究センター報告、その15(07年5月)
もみ手と息止めが消失しRett症候群ではなくなった幼児
(14)楡の会発達研究センター報告、その14(07年3月)
“良い事作り”療育学”良い事作り”療育学とは子どもの得手を見つけ出し、「得手を伸ばせば不得手を付いて来る」「好きこそ物の上手なれ」という諺に則って、本人にとって”良い事”をやっているうちに”出来なかった事が出来ちゃった”… もっと読む »
(13)楡の会発達研究センター報告、その13(07年3月)
乱暴な幼児の心理治療と発達