きらめきの里・園だより 2023年6月号
2023.06.06

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今年も『きらめきママの子育てサポート講座』は、クラス毎に年間6回、各クラスのお子さんやお母さん達の経験やニーズに合わせて、『好い事作り』の子育ての話をさせて頂きます。
ばななクラス1回目のサポート講座で、感触遊びについてのお話をしました。
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昔、読んだ本に書いてあった事に感激し、それを書きとめ、それ以来、担任時代も今も大事に考えている内容の話です。
日常の生活の中にもいっぱい手指を使う場面はありますが「~させる」のではなく、感触遊びの中でお母さんやお父さんと一緒に「楽しい!」を共有しながら指先で触れる、つまむ、つぶす、伸ばす、丸める、容器に入れる、道具を使って切るetc.オノマトペもいっぱい使い声掛けながら、楽しんで欲しいと願っています。子どもにとって、遊び=学びです!
お母さんやお父さんにたっぷりと代弁してもらい、待ってもらい、認めてもらい、褒めてもらい、安心と満足感を作ってもらう経験を積み重ねてきたお子さんは、必ず、すくすく育ちます!健やかに成長します!
そのためにも、是非、好い事作りの色々な方法を知って、利用して頂けるように願っています。

   

★★★今月のエピソード★★★

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1.グングン発達する時って、言葉だけじゃない!!

 

同じクラスのBくんがトイレに入って行ったのを見て追いかけたAくん。職員の促しに応じてAくんもトイレに入り、Bくんの真似をして座りました。オシッコは出なかったけれど、座れたのでOK!紙パンツもズボンも、まだはくのに時間がかかりますが、ママは声掛けしながら見守り待ってから「手伝っていい?」と声掛けをしました。そして、Bくんを追ってホールに行こうとするAくんに「あ!これもお願い!」と箱の片づけが終わっていないことの注意を促し、最後は「手を洗ってから、Bくんを探しにホールに行こう!」と提案しました。ママはAくんの代弁をしつつ、否定制止の言葉を使わない声掛けをして、それに応じたAくんを必ず褒めていました。

別の日も、トイレに入ると、あれは何?これは?と周りの物が気になって集中できないAくんに、ママは代弁して付き合いながら、次の行動を意識出来るように声掛けをしていました。
通園2年目のAくんは、ママや職員の声掛けに、直ぐに注意を向けることができるようになり、自分の心に思ったことを短い言葉で表現できる様になりました!昼遊びも担任の仲介で、クラスの友だちを意識しながらホールで“ヨーイドン”の遊びを繰り返しいっぱい楽しむ事ができ「ヤッター!」とジャンプして喜ぶ姿も見せてくれるまでになりました!ママは、それが子育てに役立つ方法だと理解し、意識して努力して“好い事作り”の関わり方と声掛けを続けています。Aくんは、心も遊びも周囲の状況や人への関心もどんどん広げています。ママの頑張り、本当に素敵です💛 

2.わが子の育ちを感じ、喜び信じているから!!

「最近は体調も良くて探索の行動が増えました!」と嬉しそうに話してくれたのは、通園3年目のCくんのママ。picture2
「今はドアを開閉するのが好きで、ホールに自分から出たがるようにもなって。言葉の理解も進んで(3か所に通っているので)私が朝の会の歌を歌うと、その日はどこに行くのかが分るようになって、車でわざと違う道を行くとCが私に“ちがう”と怒るんです(笑)」と。わが子の発達を理解しているからできるママの“違う道を行く”という試し!とっても素敵なママに、自分の成長を信じ見守ってもらえるCくんは、本当に幸せ~ですね💛  田野準子