きらめきの里・園だより 2024年1月号
2024.01.10

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あけましておめでとうございます。

2024年も、お子さん達の健やかな成長と保護者の皆様の子育てを、職員みんな全力で応援していきます。
きらめきの里は50名でスタートして、現在59名のお子さんが在籍しています。“好い事作り”の方法で、わが子に安心と満足、“聞く耳”を作り、急がず焦らず、我が子の成長を信じて、楽しく子育て頑張りましょう!
本年もどうかよろしくお願いいたします。

 

★★★今月のエピソード★★★
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11月のサポート講座でママ達が“最近の上手くいったエピソード”を話して下さいました。ご紹介します!!
♥Aさん:ご飯の事が一番の悩みだった。家でAは自分で食べたことがなく全部私がスプーンですくって食べさせていた。Aが口を開ける条件があって、スマホの動画が流れている事と、私が作った決まったご飯じゃなきゃならなかった。それを改善したいと色々やってみたけど条件を変えられなかった。でも、パパが、スマホをどうにかしようと考えて、小さいテレビ(モニター)を買って、テレビを目の前に置いてYou tubeの動画が見られる様にした。スマホじゃなくて、テレビを見よう!って、距離を離す事から始める事にしたら、スマホが要らなくなった!でも、やっぱりお気に入りの動画と決まったご飯の時にしか口を開けないのは変わらなくて・・・。先々週、お腹空いているはずなのに、色々な手を使っても30分経っても口を開けない日があった。いつまでこれが続くんだろう~もう嫌だ~って思っていたら、パパが真剣に「このままご飯食べないで、このまま寝るのか?何も食べないで?」「一口だけでも頑張って食べてみないか」ってAに声を掛けて一口勧めたら、口を開けた。1時間くらいかかったけど。そこから『真剣に話せば食べるようになるんだ!今までは、何を言ってもダメだからと諦めていたけど、話せばわかってくれるんだ!』って分かった。そこで「一口食べてから動画見よう」って言ってAは一口食べて、今日で8日目。1日1口ずつ増やしていこうって。
今日は8口で、最初、Aは嫌がっていたけど「8口、8口」って伝えたら食べてくれた。picture2食べたら動画を見せるようにして上手くいったと思っている。(パパとママの愛!一緒に頑張った成果です!Aくんの力を信じてあの手この手で頑張りましょう!)

 

♥Bさん:まだ成果はないけどCくんのママの声掛けを真似して続けている。Bが熱を出してアイスを食べさせてから、1か月くらいアイス食べたい!と言う時期が続いて「ご飯食べたら、食べられるよ」と声を掛けても自分で出して食べちゃうことがあって困っていた。ご飯とアイスを一緒に出してご飯食べてアイス食べるっていう感じにした。アイスは小さいパックにしてちょっと食べて満足するし、牛乳を飲まないので、栄養的にもカルシウムがちょっと摂れるから「まぁいいか~」って思っていたら、最近はアイスクリームブームが去ってしまった。
この間、雪が降った時に「雪降っているよ。雪だね~」って言ったらBが「ゆ・き」って言った!嬉しかった。お菓子の包装を開ける時直ぐに開けずに、開けて欲しそうにするまで待っていたら、「あ・け」って言った。昨日「はい」って渡すので「あけてだね~」と代弁したけど、ジェスチャーも出来るようになってきたし、声かけして褒めてトイレでおしっこできるようになったのも成長だなと思う。(好い事作りでがんばるママ!ステキ!)

 

♥Cさん:最近は、インプット、アウトプットを大切にしようと私の中の目標にしている。picture3
Cは図鑑とか本を見るのが好きで、広報誌とかも見ているくらいで(笑)札幌市の広報も見ていて、Cが何回も繰り返し見ている各区や水道局のキャラクターとか載っている。出かけたときにそのキャラクターに出会うと「あ~!」って指さす。確か載ってたな~っていう感じで、そのインプットした物をアウトプットというか、本人は口に出せないので、それを実際に見に行ったりする事を大切にしてきた。それが本人の中で腑に落ちてっていうのがあるんだなと思う。
車の中で“2355”“0655”っていうEテレの大好きなCDをかけている。その中にチョココロネの歌があって、その歌を聴いてCが「チョココロネって何だろう?」ってなった。それで、パンの本にチョココロネが載っていたので「これがチョココロネだよ」って私が言ったら、Cが「あ~」ってその後に「チョココロネ」ってウィスパーボイス(囁き声)で言った!「あ、入ったんだな!」って思って、次に実際にパン屋さんに行って「チョココロネ買う」っていう感じで全て繋げていったら、Cの中でそれが嬉しい経験になった様だった。
2つ目は、今年の夏JRの企画で障害のある子の旅するプレゼントキャンペーンみたいのがあって、当選して行った。一家族に一人JRの職員さんがついて世話をしてくれて、障害児に対しての知識がある訳じゃないけど真剣にお手伝いしますっていう感じの若いお姉さんお兄さんがついてくれた。小学生、中学生が殆どで、Cと同じくらいの年でも自分の事が言えたりするような子が参加していた。Cについてくれたのが20代前半の受付のお姉さんで、Cとの意思疎通が難しくって戸惑っている感じがあって「あ~これはやっぱり今後生活していく上で、伝わる・伝える手段がないとダメだな」ってすごく思った。それで、STの先生に相談したら“マカトンサイン”を教えてくれて、最近はCが「本を読みたい」とかジェスチャーで教えてくれるようになったので、周りと協力していくって大切だなって思った。そして、本人が伝えたい!という気持ちが出てくると、自分で出して表現してくれるんだなっていうのがすごく分かった。(実体験が本物の力になる!それを実践しているママ!クラスのママ達の『好い事作り』のお手本にもなっているママ!Wonderful!)

 

♥Dさん:前回、Cくんのママが右手洗うよ~左手洗うよ~ってやっていると聞いて感動して、picture4私もやろうと思って「右手洗うから、右手挙げてくださ~~い」「じゃあ脇洗うよ~」って。こちょこちょするのが好きになって、それがワンセットになっている。「お風呂に入るよ~」って言う時に、Dがまだ遊んでいる時には「脇やろう」って誘うと乗ることもある。右左もまだ間違えるし、50%の確率で当たっただけだなっていう時もあるけど、その脇くすぐりがセットで“右左ゲーム”みたいな形で今、楽しめている。褒める時には「D(名前)~上手に描けたね」って名前を先に言うって事を意識してやっている。前に本を読んだ時に「褒める時はその子を褒めて」名前+いいところ、ダメな事をした時とかは「その子を否定するんじゃなくて、その物事をこれは良くなかったね」って。例えば、よそ見してて、お茶を飲んでこぼしたときは「よそ見してたのが良くなかったね。両方の手で持とうね」とか言ってやっている。(ママの親力グングンUp!Dくんも急成長中です!)
 

♥Eさん:Eが「なんでー」って言えるようになった。今日もいつもと違う道を通ってきたら「なんでー」って言って、可愛いな~と思った。通園の帰りに車に乗っていてEが「ここ通りたい!こっちに行って!」っていう感じの日がある。「今日は行かない」って返事してやり過ごすと、次の時も又「あ~!(こっち行って)」ってなるからその時は、「これでいいかい?」って応じて満足を作っている。(“満足作り”をこれからも頑張ってね!)