きらめきの里・園だより 2024年2月号
2024.02.05

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きらめきの里の年長さん15名の卒園の日まで、療育日はあと34日となりました。
『好い事作り』で頑張ってきた保護者の皆さんは、お子さんの成長とご自身の親力Upを実感されている事と思います。自分の気持ちを代弁してもらい、自分で好ましい行動が出来る様に分かり易く手本を示してもらい、否定されず認められて育った子ども達は、意欲と自信をもって成長し幸せに生きて行ける!そう信じています。
<<★★★今月のエピソード★★★>>
★成長を実感!
入園当初は、朝の体操後、まだホールで遊びたいと泣きながらクラスに入室していたAくん。ママが「みてみて」と声をかけても注目は難しく、お友達への関心もまだ見られていませんでした。入園から2カ月…Aくんは登園後、玄関でママが来るのを待ち手を繋いでクラスに向かい、体操後は流れに乗ってすんなり入室。昼遊びの時間、Aくんのママから「同じクラスのBくんが、Aを誘ってくれるのでAがBくんを追いかけて遊ぶようになって嬉しい♥」とのお話を伺いました。自分だけの世界から、ママ、そしてお友達へとぐんぐん関心と世界を広げているAくん。ママにたっぷり受け止められ安心と満足を得て、picture1お友達との関わりの中で健やかに成長しています!感動!

 

★「嫌だけど仕方ない~」ができる!
その日、歯科の予約日だった年長のCちゃん。ママは登園後、歯科に行く直前にCちゃんにそれをアナウンスしました。直前に言うのは、それがCちゃんとママにとってのベストなタイミングだからです。Cちゃんは「本当は嫌だけど仕方ない~」という表情で、ママの後ろからゆっくり自分で歯科に向かって歩いて行きました。
入園から2年7カ月。ママはCちゃんが“ちょっとでもできるようになった事”を認め喜びながら、Cちゃんが『聞く耳』を持てるように声掛けを続けてきました。入園時は順番待ちも難しく、激しく怒ることも多かったCちゃんが、安心と信頼の土台が出来て『ママはいつも私の気持ちを受け止めて分かってくれる、約束を守ってくれる。そのママが言う事だし~したくないけど~仕方ないか』と自分に言い聞かせる事(自己説得=我慢)ができるようになりました。沢山の課題をスモールステップで乗り越えてきたママもCちゃんの成長も素晴らしい!
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※我慢には ①よくない我慢=言いたいことが言えない、自分の気持ちを殺す我慢…と②よい我慢=先を見据えて前向きな判断としての我慢、満足を先送りできる我慢…の2種類があります。お子さんが病院などに行く時は、②の我慢になります。信頼・安心を作りお子さんが「~だけど仕方ない」という心の調整、折り合いをつけることができるように、好い事作りの関わり方を継続して子育てしましょう!

 

★『安心』が何より大事!~想定内になったらOK♥
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いつものママの昼の休憩時間の分離不安は徐々に解消し、安心できるようになってきたかな~という時に、ママがサポート講座に初参加し『いつもと違う時にママがいなくなった』経験をした入園3カ月のDくん。想定外の経験に登園する事にも強い不安を感じる様になりました。でも、自分の気持ちをママに伝えることができるDくんだから、そして、わが子の思いをしっかり受け止めることのできる素敵なママだから、大丈夫!焦らず安心を作っていきましょう!分離と再会の繰り返しの経験が必ず「ママは傍にいなくても、必ず僕の所に戻って来る!待っていたら帰ってきて褒めて抱きしめてくれる。離れていても、大丈夫さ!」という安心を作ります。『継続は力なり♥』
田野