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保護者向けの勉強会『子育てサポート講座』は、今年もクラス毎に年間5回、各クラスのお子さんやお母さん・お父さん方の経験やニーズに合わせて、子育てや『好い事作り療法』の話をさせて頂く予定です。
子育ては『人』育て。一大事業です。それぞれのペースでお子さんの姿に合わせて『好い事作り』の方法を取り入れ、親自身も「やった!上手くいった!こうすればいいんだ!」の達成感を、お子さんと一緒に感じられることを心から願っています。お母さん・お父さんに受け止めてもらい、代弁してもらい、待ってもらい、認めてもらい、褒めてもらい・・・安心と満足感を得る経験を積み重ねてきたお子さんは、必ず健やかに成長していきます!
★今月のエピソード ★
★ママの頑張りの成果!“これならいいよ”と折り合いをつけられるようになってきたAちゃん
毎日足に絆創膏を貼って登園するAちゃん。帰りの時間になると足の絆創膏を指さして「イタイ」とアピールしながら職員におんぶを求めます。玄関で職員が「Aちゃん、靴履こうね」と誘うと、乗り気じゃない様子です。そこでママは「足が痛いから、靴は履かずに先生のおんぶで帰りたいんだよね」とAちゃんの思いを代弁します。職員が「そうか!痛くて靴履けないんだね~」と大げさに足を撫でて、おんぶして車まで行くと、満足した様子でスムーズに乗車し帰っていきました。ママは絆創膏ブームに付き合い、おんぶを求めるAちゃんに「本当は足痛くないんだから出来るでしょ!」な~んて言わず、Aちゃんの思いを代弁し、積極的な「満足作り」をしています!
去年からずっと、降園時には車に乗ることを拒むAちゃんに好きな物の利用をしたり、あの手この手で工夫してとことん付き合いつつ“交渉”を続けてきたママの頑張りに心から拍手!!です。
そして、ママにたっぷりと受け止められながら、交渉の経験を積み重ねてきた成果として、「足が痛いから、靴は履かない」「おんぶでなら帰る」と、自分の思いを主張しつつ“これならいいよ”の折り合いをつける方法をAちゃんが自分でママに提案するという交渉する力が育ってきているのです。ママもAちゃんもあっぱれです!
黒田 奈保
★「お手伝いお願いします」で上手く乗せちゃった!
読み聞かせの時間、Bちゃんは担任が読もうとした絵本を持って教室内を走り回っています。みんなに注目されて嬉しそうな表情です。そこで担任が「B先生、絵本読むお手伝いお願いします」と声を掛けると、Bちゃんは絵本を持って担任の近くに座りました。そこですかさず「皆が見やすいように持っていてくれて嬉しい!」と声を掛け、絵本を一緒に持って読み進めながら「Bちゃんがページめくってくれて助かるなー」と沢山褒めると、Bちゃんは最後まで絵本を持つお手伝いをしながら読み聞かせに参加することが出来ました!Bちゃんの“絵本を持ちたい”“注目されて嬉しい”という思いを汲み取り、お姉さん意識が育っているBちゃんがやりたくなるような「お手伝い」というワードを使って担任が提案したことで、好ましい行動に転換することが出来、それを褒められ認められBちゃんにとって素敵な成功体験となりました♪そんなBちゃんをあたたかく見守るママもとても素敵でした♥
中村 沙耶香
≪好い事作り療法 ♥ワンポイントアドバイス♥≫
Q:「図星を言っても言うことを聞かない…『聞く耳』なんかできないし、言葉も育ってない…全然効果がないんだけど…どうしたらいいの?」
A:お子さんに対して「~したくないの?!」「~なの?~どうなの?!」という問いかけや問い詰める声掛けになっていないか、ちょっと振り返ってみましょう。「~だね」「~だよね」は「図星を言う」声掛けですが、上記の「~?」の形の声掛けは「ママはボク・私の気持ちわかってくれないんだ!」と反発心を生む、聞く耳を作ることが出来ない声掛けです。お子さんに「~しなさい」と言う指示や命令形の言葉が多かったり、『~させよう』というママの意識が強い時も、ママは図星を言っているつもりでも、子どもの代弁は出来ていないので、子どもの『聞く耳』はできないのです。子どもの思いを読み取り代弁し(=図星を言って)上手に宥め、おだてて、褒めて「親の手…掌に子どもを乗せちゃう!」をお勧めします。


