きらめきの里・園だより 2021年11月号より
2021.11.01

印刷用PDFはこちら

title 202111 bee

★★★ 今月のエピソード ★★★

★声掛けは、子どもの行動の意味を考えてから・・・行動には理由がある!

 昼のホール遊びの時間。A君と先生がフラフープを床の上で回転させて遊んでいました。それを見ていたB君が傍に来てフラフープをバンバン放り始めました。強く放っているので、他の子にぶつかると危ない・・・。
 (どうして突然投げ始めたのかな?・・・放った(投げた)のではなく、真似して回そうとしてるんだ!)と先生は考えて「Bちゃん、フラフープを回しているんだね。こっちでやろう。こっちならいっぱいポイッって回していいよ。一緒にやろう~」と声を掛けました。

images (1)

 B君は直ぐに応じて誰もいない方に向かって(回しているつもりで)先生に応援されながら繰り返し放り続け(先生と同じ様に回したいけど、まだ難しいな~まあいいや)と満足しつつ諦めて、別の遊びを始めました。

 子どもの“行動は投げる”でも、“思いは真似して回して遊んでいる”だけなので、大人の視点で「投げたら危ない!ダメ!」の声掛けをすれば、子どもは(投げてない!真似して遊んでいるのに、なんで又ダメって言うんだよぉ!!)と反発の気持が湧き上り、それを言葉で伝えられないので癇癪を起こす原因になる事が多いのです。
 好ましくない行動も、先ず子どもの思いを考え(推察して)から代弁し「~したいんだ~しよう。~ならいいよ」と、許容範囲のやっていい具体的な行動(好ましい行動)の提案をすることが『好い事作り』の方法です。

★“図星を言う”が難しいと思うママ・パパには・・・

 “そ”を言って、続く言葉を考えましょう。不思議とママやパパの声掛けが肯定的な表現になるはず。
 慣れてきたら「そ~」の後に、「~しよう」という提案の声掛けをすればOK!!
 (「それは、ダメだよ」は“そ”の後の言葉が、“親”の思いなのでNG。子どもの思い・様子の言葉を続けます)images (2)

1.先ずは“そ”で始まる言葉を言ってみよう。そして①・②からの提案!

 子どもに「わかってるよ」と伝えるのが難しいママ・パパにお勧めの方法です。

 『そ~』の後に
  子どもの言葉や様子を言う(繰り返すことでわかってもらえている感を作る)
  子どもの気持ちや思いを言う(共感を伝えます)

   う~アンアン、アンパンマンだよね」
   れは、ニュウニュウ!そう牛乳だね。よく言えたね」
   う!上手にできた」
   うか~ちょうだいだよね」
   うだよね~怒っちゃうよね」
   うなんだ。~なんだね」
   れは悲しかったよね」
   うだよね、早くやりたいね。〇くんの次の次だよ。待とうね」・・・

2.具体的に褒める、励ます、感謝の言葉を言う!

 誰だって、自分で頑張ったことや、できた事を認められ褒められたら嬉しいし、次もまた頑張ろう!と更なる意欲が出ます。上手に褒めて、子育てしましょう。
 (即時であれば「OK~」「ヤッタ!」「いいね」・・・でもOK)

   「お片付け頑張って出来たね」
   「順番が待てて偉かったね」
   「~に貸してあげて、かっこよかったね」
   「~優しく出来てお兄さんになったね」
   「~出来たね!お姉さんになったね」
   「~してくれてありがとう」
   「~だから、ママはとっても嬉しいよ」
   「~してくれてとっても助かったよ」
   「~出来たね!ママ嬉しい!」・・・etc.

 親の愛を感じ取り“わかってもらえている!と安心して育った子は、健やかに育って行きます。

田野 準子