きらめきの里・園だより 2022年9月号
2022.09.01

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達成感!ママたちの上手くいったエピソード!!~その2~

★8月号に続いて、いちごクラスのママ達の素敵なエピソードのをお伝えします★

 

・Dくんママ

通いだして最初の頃は、帰る時は「まだ遊びたい!」と収まらなくって1時間以上汗だくで泣く事が続いた。「お迎えだね~車に乗るからオムツ替えようか~」をルーティンにして経験、回数を重ねたら、今は落ち着いて「お迎えの時間だね」と言うと自分でカバンを取りに行ったり、一人だけだとトイレに入れるようになって、癇癪も収まり、身の回りの事も少しできる様になってきた。

 

・Eちゃんママ

嫌だけど、妥協して出来ることが増えたのは成長だな~と思う。“やりたい気持ち”がすごく強い時はストップが効かないけれど、『止められないけどEは分っているんだ。本当は~しなきゃならないんだ、というのをEは分ってるんだな』と、私が分ったことが成長だな~と思った。

 

・Fちゃんママ

スーパーで欲しい物があっても「これはないけど、○が家にあるよ」と言うと折り合いを付けられるようになった。楡で教えてもらった色んな引き出しを使って、違う興味を持たせることをずっとやってきて「Fはこれやりたかったね」と肯定して「家に帰ったらもっといい事あるよ」を伝え続けてきた。楡で「帰りたくない!」と癇癪を起こした時も、「PTの先生にあって来よう!」とか「アクト(棟)回って帰ろう」と誘って、戻ってくると私の言葉を聞けることが増えた。泣いても車に乗ると泣き止む。Fが聞く耳を持って来てくれた。ちょっとだけ、私の手の上で転がせるようになったかなと思う。

 

・Gくんママimages (11)

Gは突然ワーッとなって、理由が分からない事が多々あって、図星を言うのがすごく難しい。難しいけど「~したかったね」「~だったね」と、先生と一緒に頑張っている。Gにはルーティンがあって、前はその変更は許されなかった。でも、私が1か月ルーティンに頑張って付き合い続けたら「ママはちょっとここに寄りたいんだ」「~に行きたいんだ」と言うと、“ママが僕に付き合ってくれるから、ボクもちょっとママに付き合おうかな”って応じてくれてスーパーの食品売り場に行けたり、寄れるようになった。満足を作ってやって、本人が満足できて「ママは~に行きたいよ」と事前にアナウンスしておくと、聞いてくれる環境を作れるんだ!!と実感できた。

 

・Hくんママ

一番困っていたのは、私から離れるのが嫌で少しでも離れると泣いて、余り出掛ける事が出来なかった事。前回の勉強会の時には「お部屋で、車で遊べるよ」と伝え、今日は、前日から「明日はホールで遊べるよ」と伝えた。「嫌なことがあるけど、もっとこんないい事、楽しい事があるよ!」とアナウンスするのがいい方法なのだと分って続けてきた。今日も「ママと離れるのは嫌だけど、ホールで遊べる!」って分っているから、泣かずに離れられるようになった。良かった。

 

ママ達、素晴らしい!!

今までの頑張りの成果に達成感を感じていますね!

これからも楽しく『好い事作り』頑張って!

田野 準子


★★★★★アナウンスが有効=想定内」なら、★★★★★

★★★自己説得、我慢ができるように成長したって事★★★

お母さんとスーパーに買い物に行く時は、お菓子売り場で流れているアンパンマンのビデオがお気に入りのJ君。その日も買い物中ビデオを見ていると、お母さんは「これが終わったら帰るよ」と事前にアナウンスしました。

嫌な時はカートから降りて座り込むこともあるJ君ですが、ビデオが終わると自分で“おしまい”をすることが出来、泣きながらもカートに乗って帰ることが出来たそうです。お母さんが『アナウンス』を継続してきた効果ですね。

西田 萌華