2015.12.24

理事長挨拶

    令和7年10月より、三宅 誼(みやけ よしみ)前理事長の後任として、理事長に就任いたしました須藤 章(すどう あきら)です。
    三宅前理事長が平成4年に設立された社会福祉法人楡の会は、数多くの障がい児者と保護者の方々から求められる形で、それまでにはなかった医療と福祉を結びつける唯一無二の施設として誕生しました。2つの大きな理念である「障害の種類や程度、年齢を問わずに受け入れること」と「地域と協働しながら在宅支援に徹すること」を柱として、多くの方々のご支持を頂きながら、大きく発展してきました。
    私は、これまで三宅前理事長が築いてこられた信頼と実績を大切にしつつ、引き続き地域福祉の向上と持続可能な法人運営に努めてまいります。てんかんなどの慢性疾患や医療的ケアを有する重度心身障がいをお持ちの患者様とご家族を医療と福祉の両面からサポートすること、愛着の視点を大切にしながらの発達支援、成長期のこどもの様々な心の問題への親身な対応、そして成人移行期の患者様の支えにもなれるよう多くの職員と共に他の関係機関と協力しながら丁寧に進めてまいります。
    皆様の変わらぬご支援とご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

社会福祉法人楡の会理事長  須藤 章

楡の会のご案内

目的

お子さんの発達や発育に関する、さまざまな心配事への対応をはじめ、障がい児療育にとって大切な早期診断・早期療育に努力しながら、年齢や障がいの種類・程度にかかわらず、終身一貫したかかわりをしていきます。
どんなに障がいが重くても、地域の中で家族や仲間とあたりまえに暮らせるよう、専門的な療育の場として障がい児・者の在宅生活を支えていきます。
医療と福祉の両面から、お子さんのこころとからだを育てるよう努力します。障がい児・者をはじめ、その家族の方々が社会の一員として生活ができるよう、支援していきます。


基本理念
1.発達支援

子どもの心と身体をまずは受容し、その上で心身の成長と発達を支え促し、目指すはあらゆる子どもの自己実現可能な人生を保障しようとすることです。
今の世の中に生きにくさを抱いているお子さんには特に力を注ぎます。

2.家族支援
家庭で家族と共に過ごす子どもの支援には家族支援が、施設で過ごす子どもの場合は施設職員への援助が、保育園、幼稚園、学校で過ごす間の子ども支援には保育士、教諭への援助も必須ですので、子どもを取り巻く大人への応援もいたします。

3.障がい児・者支援
障がいの早期診断と早期療育に努めます。どんな障がいにも、どんなに障がいが重くても、ニーズに応じる努力をいたします。
知的障がい、身体障がい、発達障がい、精神障がいのお子さんたちの悩みと困難と心配に応じます。知的障がい、身体障がい、発達障がいの場合は成人の方々の生活も支えます。

4.高品質サービス
福祉と医療の両方の領域からサービスを提供します。そのサービスは医学、心理学、保育学、教育学、福祉学などの科学に基づいた独自の内容を持っています。

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