きらめきの里・園だより 2022年3月号より
2022.03.07

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2021年度の療育は、園開放日を含めて残すところ22日。卒園式までは18日となりました。

皆様には、楡の会の療育について、ご理解ご協力を頂きまして、本当にありがとうございました。

『好い事作り療法』は、子どもの安心と好ましい行動を作る、心理療法を基本とした子育ての方法です。

“図星を言う”は、お子さんの“聞く耳”を作り、“自己説得の育ち”と“言葉の発達”を促します。

“図星を言う”が難しいという方は「大谷選手の通算打率が2割7分!イチローの通算打率だって3割余!なんだから、図星だって先ずはそのくらい当てれば上出来!」と自分を励まし、頑張って下さい!(石川Dr口伝)

自力で上手く楽しく子育て出来て親も子もハッピーならばOK!でも、今はそれが難しい時代。出来なければ子育てはストレスフル!親も子も辛くなる!親子の幸せな未来を作る為には、お子さんの乳幼児期に“親力”をアップする事が望ましい…。

こんな考え方、こんな関わり方で子育てしたら、
お子さんの発達を促し、親子が幸せに過ごす土台ができますよ!

それをお伝えし、可能にする場所がきらめきの里です。子育てに悩むママは「子どもと一緒に楽しい遊びの経験をいっぱい積み重ねながら、親子の幸せ作りのために、受容をベースとした心理療法的“子育て法”を習いにここに頑張って来ている!」そんな風に思って通園して頂けたらいいかなぁと思います。

保護者の皆様が『図星を言う→提案する→上手く乗せちゃう子育て』を続け、親子共に楽しい毎日を過ごす事が出来るように、子育て支援とお子さんの発達支援の両方を職員一同、これからも全力で応援して行きます。

★★★ 今月のエピソード~「半年スパン!」 ★★★

療育開始後「わあ!成長したね!」と感じる子どもの姿が倍増する時期があります。そんな一コマをご紹介。

★1月~登園時、ママの車から降りて駐車場で出会ったBちゃんとCちゃん。BちゃんがCちゃんに向けて(手を繋ごう~)と手を差し出すと、それに気付いたCちゃんはBちゃんと手を繋いで一緒に登園しました!(初!) 成長の証である“お友だち意識”が育ってきましたね~💛

★1月~単独日のサーキット。子ども達はマット山に上ったりホールを歩き回ったり、すべり台を滑ったり、マットを畳んで運んでいたり…。みんな自由にいっぱい遊んでサーキットは十分に満足したかな~というタイミングで、担任が「見て見て~!」と言ってマットの上でオーバーアクションで、でんぐり返し(前転)のお手本を見せました。担任の動きを見て、傍にいたD君が即真似し、そのD君を見たE君が駆けてきてでんぐり返し成功!それを見てFちゃん、G君も駆けてきて真似っこ!5人のでんぐり返しが延々と続きました。そこに参加しなかったH君も、別の場所でゴロン…。学びの語源は“真似る”です!“楽しそう!僕も真似してやってみよう!”という学びの意欲が育ってきた子ども達の成長を実感した素敵な光景でした💛

★1月~お友達はサーキットに挑戦中。Y君はママと集中してボールを転がして遊んでいます。「すごい!上手!」とママは声を掛け続け、担任の「こっちも楽しいよ~」という声掛けに「これがいいんだもんね~」とママが代弁し遊び続行。担任の「おしまい~」の声掛けにY君はひっくり返り頭打ちを1回しましたが「ママといっぱい遊んで楽しかったね~よかったね~また今度!またね(おしまいの異音同義語)」と繰り返し声を掛けると、笑顔になってクラスに戻れました。Y君の成長とたっぷり満足を作ったママに感動!

年度末の通園は感動と素敵がいっぱい!
是非探してみて下さい!幸せな気持ちになれますよ💛

田野 準子